2019/05/11 11:35
こんにちは。
今日はチェーン除草のことを少しお話してみます。
チェーン除草というのは、田んぼの中に生える雑草の除草方法の一つ。
チェーンをつけた竿をひっぱって田んぼの中を歩くことで
初期段階の小さな雑草を水に浮かすことができます。


↑こんな感じのチェーンです。2メートルくらいかな?
取っ手の紐を引っ張りながら田んぼの中を歩きます。
校庭のグラウンドを柔道部や野球部がタイヤを引っ張って走るような雰囲気です。
(一人でやっているので写真が撮れず、すみません。。。)
この作業を6月末まで毎週行います。

↑Before

↑After
この除草をきちんとやらないと収量が激減してしまうため、
通常は農薬(除草剤)を使用します。
自然栽培は農薬も肥料も一切使用しないため、この作業が必須です。
この作業で収量が決まってくると言っても過言ではありません。
これが結構な重労働なわけですが
作業量でいえば、除草剤を使用する10倍くらいな感じです。
自然栽培のように農薬を使用しない栽培方法のお米が
一般的なお米に比べてべらぼうに高価なのは、
この作業をやっても収量が通常の半分くらいになってしまうからです。。。
こうなると消費者の方もやはり大変なため、
当方では、自然栽培米と特別栽培米を用意することにしています。
特別栽培米では、田んぼ内での除草剤の使用を最低限にするとともに
畦(あぜ)に生える雑草にも除草剤は使用せず
すべて手刈りを行っています。
なぜ畦の雑草も刈らなければならいないかについては
またその時期にお伝えしたいと思います。
また肥料についても、今年の生産分からは
化学肥料の使用も通常の4分の1に減らし、
不足する分は、JAS有機対応の有機肥料で補う予定です。
ということで、今日はチェーン除草のお話でした。
それではまた。See You!!